【個人的見解】kindle・iBooksの、電子書籍市場データをまとめてみた!

これはあくまでも個人の見解ですので、鵜呑みにし過ぎないで下さいね!

さて、電子書籍と関わりをもって早5年以上が経過。
app storeから電子書籍は追い出され、まだまだ市場が未熟なKindleのみとなったのも懐かしいものです。

それから必死になってどうすれば生き残れるか研究をした訳ですが、その部分に関してこの記事でちょっとずつご紹介していこうと思います。

電子書籍市場の拡大への期待は?

まず、Kindleが日本でサービスを開始した時に多くの人達は

「これからは紙の書籍は消えて、電子書籍市場が大きくなっていく」
「アメリカは紙の書籍よりも電子書籍の方が売上が上回った!
この波は日本にも来る!」

と3年前に色んな人が言っていましたが、

それは今になっても、まずありえないと断言出来ます。
何故かと言うと、日本とアメリカの本に対する環境や電子書籍への捉え方が違うからです。

<日本>
本が溢れている=電子書籍で読む必要性が感じられない。
電子書籍は暇潰しで読むもの。

<米国>
本を買うのにも車でひとっ走り。だから電子書籍の必要である。
 電子書籍は本を読むために購入する。

と言う訳です。
ちなみに、電子書籍の伸びはアメリカでは鈍化しているというデータもあります。

国内の電子書籍市場について

ではでは、次に各研究所が調べたデータを引用して見て行きましょう。
矢野研究所による電子書籍市場のデータは、こんな感じです。

<2013年度の電子書籍市場規模は前年度比19.7%増>

電子コミック分野が牽引。
2013年度の電子書籍市場規模は、小売価格ベースで前年度比であった。

2013年度の電子書籍市場について主なコンテンツ分野別にみると、コミック分野は650億円と市場全体の8割弱を占め、国内の電子書籍市場はコミック分野が牽引している状況にある。
同分野は長編シリーズが多く、過去作品をまとめ買いするケースが多くあることも一因である。

まぁ日本はアニメ・マンガ大国ですからね。
市場の8割がコミックと言われても納得です。

ちなみに、電子書籍ストアはKindleだけではありません。
コミックのみ取り扱っているストアも多数ありますし、電子書籍ストアを運営している企業は数十社ありますので、Kindleのみで判断されないように。

<2014年度の市場規模は前年度比23.5%増の1,050億円の見込>

2017年度には1,910億円と拡大基調を予測。
2014年度の市場規模は小売価格ベースで前年度比23.5%増の1,050億円の見込み、2017年度には1,910億円と拡大基調を予測する。
今後、コミック分野においては過去の作品の電子化が一巡することで、市場の伸び率は鈍化していく可能性があるものの、小説・文学などの読み物分野においては徐々に電子化される作品も増えていることから、今後の伸びが期待される。

またスマートフォンやタブレット等、デバイスの進化も電子書籍市場の拡大を後押しするものとみられる。

といった感じです。

基本的には、どの電子書籍ストアもコミックは強いです。
これによりランキングがコミックで埋まってしまう事もあるので、配信側としてはちょっと邪魔な存在でもあるのですが、「今後、このコミックを読んで育った10代が電子書籍でビジネス書等を買うでしょう!」と長い目で見守るしかありません。

しかし、コミックから電子書籍に初めて触れる人達も多いので、新規ユーザーは増えて行く一方ですね。
ちなみに、コミックは3話以上を読んだ人は一気に最後まで読み上げます。

なので、3話まで読ませる事に注力しなければいけません。

<電子書籍ストアの市場はKindleとiBooksで70%超え。>

インプレスの国内の電子書籍ストアの利用率に関する調査結果(2013年10月調査)によれば、1位はAmazon「Kindleストア」(55.2%)、2位はApple「iBookStore」(17.5%)、3位は紀伊国屋書店「Kinoppy」(13.5%)、4位は楽天「Kobo」(11.9%)、5位はソニー「Reader Store」(11.0%)となっています。

しかし、ここで注目するところは2位のiBooksです。
このデータは2013年のものでして、実はiPhone6が出てからiBooksユーザーは爆発的に増えています。

「Digital Book World Conference + Expo 2015」に登壇したiBooks storeの責任者キース・モーロー氏はiBooks利用する人が1週間で約100万人の割合で増え続けていると発言しました。

iOS8からiBooksは標準搭載されていますので、爆発的に市場が伸びているとの事です。
しかも、この成長率ですが、世界で日本が1番急成長しているとか。

2012年にiBooksができた時にセミナー等で「ここの市場はまだ小さいが、iPhoneが上陸してapp storeが出来た当初と似ている。
市場が大きくなるまで1〜2年はかかると思うが、絶対にここは狙っておくべきです」
と言っていた事が的中して嬉しい限りです。(てへへ♪)

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